ごあいさつ

校長 児玉 宏之

 けがをした1年生を保健室までおぶってつれてきてくれる上級生の子がいます。休み時間に、校庭の落ち葉を竹ぼうきではいてくれる子どもたちがいます。放課後に、教材のプリントを持って担当の教師のところへ質問にやってくる子どもがいます。


 どの子も誰かに指示されて行動しているのではありません。自分のすべきこと、したいことを自ら考え、行動しているのです。このような姿は、日常的によく目にします。

  本学園は、創立以来一貫して「豊かな人間性を培う」ことを究極の目標とし、「やさしさ・たくましさ・かしこさを合わせ持つ子どもの育成」に取り組んできました。

 さらに、21世紀を生きぬく子どもたちが将来、自分の手で自分の人生を切り開き、どんな困難に突き当たっても、本学園で培った「自ら考え、自ら学び、自ら行動する」知恵を駆使して生きぬいていく力を育成することに、教育の主眼をおいてきました。


 子どもたちは、おとなの作った枠に閉じ込めようとしても、おとなの考えたレールの上を歩ませようとしても、思うようには育っていきません。一人ひとりの子どもたちは、かけがえのない唯一の存在です。ものの見方も考え方も、そして感じ方も一人ひとりちがうのです。その一人ひとりと正面から向き合い、子どもたちの心情に寄り添うかかわりを大切にして、本校独自の教育を推し進めていきます。個性的で創造的な行動ができる子ども、協調的で愛情のある行動ができる子どもに育つことを願って。