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2021/03/28 輝く子どもたち特集②
~2020年度 学園だより6月号より~
『いつでもどこでも輝く子どもたち』 3年梅組担任 土屋 真紀子
始業式、この日を本当に心待ちにしていた。やっと子どもたちに会える!まだまだ色々な制約があるが、とても嬉しい。今まで経験したことのない、この長い休校期間、これまでの普段の生活がどんなに幸せなことだったのか、何度も感じた。
3年生は、4月からオンライン会議システムZoomを取り入れて、子どもたちとコミュニケーションをとっている。3年生はクラス替えがあり、更に3クラスの担任に加え、学年の担当者がほとんど替わった。そのため、子どもたちの不安は一層大きかったと思うからだ。
Zoomでオンライン教室開きを行なった4月半ば、緊張で最初はほとんど動かない子どもたち。しかし、クラスの仲間の顔、先生方の顔を見て少しずつ表情が和らいでいくのがわかった。Zoom朝の会は、1日の予定の確認、最近読んだ本の紹介、たまに学園体操やダンス、といった、教員からの一方通行にならないような時間にしている。特に子どもたちが目を輝かせて取り組んでいたのは、「お気に入りの物紹介」である。子どもたちが紹介してくれたのは、ぬいぐるみやレゴ、パソコンやiPad、ペット、中には扇子を紹介してくれた子が3人もいた。どれもなかなか学校には持ってこられないもの。オンラインだからこそ紹介できたものがとても多く、子どもたちからは、「すげー!」「かわいい!!」「かっこいい。」「いいなあ。」と次々と歓声が上がった。何よりマスクをしていないので、子どもたちの表情の変化がよくわかり、にこにこしている子どもたちの顔をみるだけで、とても癒される。子どもたちの様子から、人と繋がる大切さを再認識させてもらっている。
更に、5月からは、Google Classroomを活用して、家庭と教員双方のやり取りをしている。3年生は主に子どもたちに送ってもらった日記の写真に担任がコメントを返すこと、子どもたちからの質問を受け付けることをしている。毎日の朝の連絡を載せたり、学年担当者が日記をあげたり、新しい動画を紹介したり、と毎日つながっている。まさにオンライン上の教室である。それらで子どもたちとコミュニケーションがとれたのは、全てお家の方々のご理解とご協力のおかげ。本当に本当に感謝している。ZoomやGoogle Classroomの利便性によって、子どもたちと新しい形でつながっていられたことは、とてもよかったと思う。しかし、やっぱりみんなで直接意見を交換して、活発な授業がしたい!と強く思う。