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2021.3.30

2021/03/30 輝く子どもたち特集④

~2020年度 学園だより1学期末号より~

『学校生活の大切さを改めて感じて』  4年梅組担任・算数 浅田 真一

2月末から3ヶ月もの長い間、学校に子どもたちの姿がなかった。休校になり、はじめは課題や手紙、電話のやり取りを行った。家での過ごし方や1日も早く学校が再開してほしいという子どもたちの思いや声を聞けるだけでうれしかった。しばらくして、zoomを使った朝の会を始めた。ずっと会えなかった友だちの顔を画面越しでも見られるだけで、私も子どもたちも嬉しかった。でも…。

6月になり学校が再開し、4年生は出席番号奇数・偶数による分散登校となった。教室に20人弱しかいないのだが、学校が蘇ったように感じた。感染対策をしながら、いろいろな制限がある中での学校生活。それでも、いっしょにお話をしたり、授業を受けたり、たった15分間の昼休みにみんなでおにごっこをしたりする時間には、子どもたちの笑顔があふれていた。画面越しでは得られない、かけがえのない時間。

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 6月29日(金) 「国語」

今日は国語がありました。「ヤドカリとイソギンチャク」の要点をまとめました。そして、イソギンチャクははりがとび出す仕組みだと分かり、イソギンチャクって、かしこいと思いました。

わたしはさい近、授業がおもしろくなりました。理由は、いろんなかくせん門の先生が教えてくれて、その先生たちは一人ひとりちがうやり方の授業をしてくれるからです。わたしは、先生たちの授業をよく聞いて、よく書いて、一生けんめいがんばりたいと思います。

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4年生になり、全教科専科制になった。自分のクラスとしては算数の授業だけになってさみしさを感じる一方、他のクラスの子どもたちとも授業ができるたのしみが増えた。オープンスペースから国語の授業の様子をのぞくと、説明文の要点をまとめをしながらみんなで活発に議論していた。子どもたちの真剣な顔があふれていた。それぞれの教科、それぞれの先生で、当然やり方はちがう。それでも、みんなでいっしょに考え、学びを深めることは同じ。同じ教室で、お互いの空気を感じながらやりとりできるこの時間を、私たちも子どもたちも大切にしてきた。

これからはオンラインによるやりとりも大切にしたい。だが、いっしょに過ごすからこそ得られることはもっと大切である。まだまだ先が見通せず、不安な毎日だが、また2学期に元気な子どもたちの再会を楽しみにしている。みんなで力を合わせて乗り切ろう!

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