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2021/04/02 輝く子どもたち特集⑦
~2020年度 学園だより11月号より~
『待ちに待ったクラブ活動』 馬淵 公一(ブラスバンドクラブ担当)
例年より半年遅れのクラブ活動。子どもたちは本当に楽しみにしていました。学園に赴任して22年間野球クラブを担当していた私にとって、23年目にしてはじめてのブラスバンドクラブ。ドキドキ(期待ではなく不安)がつのります。「何を伝えたらいいのだろう?」「練習の手順は?」そんな不安を取り払ってくれたのは、昨年度からクラブに所属していた6年生たちでした。
1回目のクラブ活動の前から、「先生、初めはこういった事を決めます。」「楽器の説明は自分たちがしてもいいですよ。」との頼もしい言葉。いざ始まった1回目では、クラブ長決めでは時間がかかった(結局、推薦された全員がやりたかったからか?)ものの、それ以降、自分たちでその日の目標を確認しながら練習を進めてくれています。
飛沫感染防止対策として、木管楽器は第1音楽室、金管楽器は第2音楽室での練習と、全員での練習はまだ叶っていない状況ですが、初体験の5年生に楽器の扱い方や手入れの仕方、音の出し方を教えてあげる姿は本当に微笑ましいです。
苦心して音が出せるようになった5年生の笑顔、教えてあげた6年生の満足げな顔、どちらも素敵な表情です。
朝の自主練習も、木管楽器・金管楽器を曜日ごとに分けて開始しましたが、そこでも6年生がリードしてくれます。見本をみせてくれたり、一人ひとりの音を確認してくれたり、いい音の出し方のアドバイスをしてくれるなど、「こんなに楽をしていいのだろうか?」と思うほど私の出る幕はほとんどありません。
どういった形でもいいから、「頑張っているクラブ員の成果を発表できる場を作ってあげたい!」と、強く感じたクラブ活動のスタートでした。