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2022/03/31 輝く子どもたち特集⑤
~2021年度 学園だより 1学期末号より~
『1・6年レクリエーション大会を通して』 吉村 智美(6年梅組・算数科)
「ペアとの交流を深め、楽しい一日を過ごしましょう」
7月6日(火)、6年実行委員長の挨拶で始まった1、6年レクリエーション大会。緊急事態宣言の延長により、中止を余儀なくされた1・6年春の合同遠足に代わるものとして実施された。
競技の内容は「障害物競走」「玉入れ」「借り物競走」の3つ。「1年生が楽しめるように」「1年生が安全にできように」と限られた時間の中、有志による実行委員を中心に企画を立て準備を進めてきた。競技準備、ルール説明、スタート、ゴールなど、当日の運営も全て6年生の子どもたちが担当した。
思い起こしてみると、95期の子どもたちは、高学年として下級生に関わることができる行事が新型コロナウィルスの影響によりできていない。毎年5年生がお世話をする新1年生オリエンテーション、入学式。そして春の遠足。6年生の子どもたちは、1年生と関わることができる機会をどれだけ楽しみに待っていたことだろう。
当日は、1年生に競技のルールをわかりやすく説明したり、1年生のスピードに合わせて走ったり、1年生の肩に手を置いたり・・・優しく接している6年生の姿がたくさんあった。また休憩時間には、一緒にお手洗いに行ったり、保健室へ付き添ったりと、上級生としてしっかりとペアのお世話をしている姿に頼もしさを感じた。
帰り際、「またね〜」と手を振り、スキップで教室へと戻っていく1年生。そしてその後ろ姿を温かく見守っている6年生。微笑ましい光景に目頭が熱くなった。
さらに、翌日の日記を見ていて心を打たれた。ただ「楽しかった」という感想ではなく、「1年生が楽しそうにしていてよかった」「1年生が喜んでくれてよかった」と多くの子が綴っていた。「相手の喜びを自分の喜びにできる」素敵な子どもたち。
心身ともに成長した子どもたちの姿を確認できた一日であった。