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2022/04/02 輝く子どもたち特集⑩
~2021年度 学園だより 2学期末号より~
『自分らしい色で ~オンライン授業を通して~ 』 山本紀美子(1・2・5年図工担当)
始業式の後から始まった約1週間のオンラン授業を5年生の図工でも行うことになりました。分散登校中の各クラスに2回ずつ画用紙を配るために行くと、「図工もオンラインでできるの?」という驚きとちょっと嬉しそうな子どもたちの顔。普段図工室で行っているようなことはできないけれど、オンラインの一時的な課題ではなく、何か次の授業に繋がるもの、各自が家庭で準備できて、画面を通しても説明が伝わりやすい課題を探して、私は年間計画表とにらめっこ。準備したものは、スケッチブックと画用紙、そして絵の具セットというとてもアナログなもの。言葉だけでなく、目で見てわかるように紙芝居の要領で、作る色を見せながらの授業。課題は三原色と白だけで、いろいろな色を作っていくというもの。子どもたちの質問に順番に答えていく中で、「先生、絵の具の蓋が空きません!」には一瞬の間の後みんな笑っていました。限られた条件の中、工夫することで自分なりの色を作り出す作業。この学習は次の課題「校庭のスケッチ」へと繋がります。途中でZoomの画面がフリーズしたり、入退室に気づかなかったりもありました。ご家庭にはたくさんの協力を頂き、感謝しています。
(子どもの日記より)
今日は、Zoomではじめて図工の授業がありました。絵の具を使っていろいろな色を作りました。たったの4色から数えきれないほどの色が作れることってすごいと思いました。他の色でも試してみたいです。
今日のオンライン授業には図工がありました。やったのは、「色の三原色」です。赤、青、黄、(白)でいろいろな色を作りました。オレンジ、ピンク、緑、茶色、紫などが作れました。特に茶色は緑を作って量も気を付けなければならないので、難しかったです。あの三(四)原色でいろいろな色が作れて楽しかったです。
当たり前だと思っていた日常が当たり前でないことを学ばされる日々。子どもたちは持ち前のアイデアと自ら踏み出す一歩で、新しい色を作り、日常を輝かせてくれたことでしょう。